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中原区版 公開:2021年5月21日 エリアトップへ

春の叙勲・褒章 中原区からは7人受章 元苅宿町会長、消防分団長ら

社会

公開:2021年5月21日

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(右上から反時計回りに)田中さん、横山さん、加藤さん
(右上から反時計回りに)田中さん、横山さん、加藤さん

 春の叙勲・褒章と危険業務従事者叙勲が4月29日付で発令され、中原区からは7人が受章した。元苅宿町会会長の田中明さん(92)は地方自治功労として旭日単光章、元中原消防団分団長の横山秀彦さん(79)は消防功労として瑞宝単光章、同じく中原消防団分団長の加藤讓司さん(64)は消防功績として藍綬褒章に選ばれた。

 田中さんは1976年から2013年まで約40年にわたって苅宿町会長を務めた。78年に市の緑化推進活動の指定町会へ選ばれたあと町内の緑化活動に精を出し、80年には都市緑化推進の全国大会へ県代表で出場。84年には功績が認められ内閣総理大臣表彰を受けた。田中さんは「受章によって、ともに頑張った仲間やお世話になった皆さんを思い出した。ありがたい」と話した。

 横山さんは78年に中原消防団丸子分団に入団。07年から09年まで分団長、11年3月末までは広報部長を務め、勇退した。退団直前の11年3月、東日本大震災の被害で地域一体が停電。自宅が気がかりながらも、地域の治安維持のためすぐに詰所に向かい、団員とともに職務を全うしたことが忘れられないという。「家族に『良かったね』と声を掛けてもらい、少しずつ受章の実感が湧いてきた。うれしいかぎり」と話した。

 加藤さんは20代前半だった82年に玉川分団に入団。2014年からの4年間は分団長を務め、地元の先輩や後輩でもある団員らと手を取り合って地域の安全確保に努めた。今は団の警備部長として活動する加藤さん。「受章を伝えられたときは驚いたが、消防団の仲間や近所の方々に祝福の言葉をもらうようになり、徐々に実感が湧いてきたところ」と話した。

 今春は全国で4136人が叙勲、685人が褒章、3651人が危険業務従事者叙勲を受章した。他の区内在住者は次の通り(敬称略・順不同)。

【叙勲】▽瑞宝重光章/宗像紀夫(79)元名古屋高等検察庁検事長・検察官功労▽瑞宝中綬章/平野由美子(70)元国家公務員倫理審査会事務局長・人事行政事務功労【危険業務従事者叙勲】▽瑞宝双光章/入江晴義(72)元警視庁警視・警察功労▽同/永冨一男(61)元2等海佐・防衛功労

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