多摩川で6月1日、アユ釣りが解禁された。この日を待ちわびた釣り人たちが多く訪れ、静かに釣り糸を垂らしていた。
午前10時30分頃、高津区宇奈根付近では10人ほどの釣り人の姿があった。夜明けから訪れたという春日六千雄(むちお)さんは、約5時間で20匹釣り上げ、約22センチの大物も。「大きいのがよく釣れる。周りの人たちもよく釣れているみたい」と笑顔を見せた。
「昨年より良い釣果」
川崎河川漁業協同組合(竹仲密昭組合長)では繁殖事業の一環として、毎年4月中旬にアユの放流を行う。今年は宇奈根と二ヶ領宿河原堰付近でアユの稚魚約1万7千匹を多摩川に放流した。
5月23日と27日にはアユの試し釣りを実施。同組合によると、宿河原地区では最大21センチ、高津地区では21・5センチのアユが釣れたという。竹仲組合長は「昨年に比べて釣果が良い。釣りは密を避けられるので、コロナ禍でも多摩川で自由に楽しんでほしい」と話した。
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