市立新城小学校(伊東芳男校長)の5年生が6月9日、校内にある50平米の田んぼで田植えを行った。115人の児童らは地域住民協力のもと、JAセレサ川崎から提供された神奈川県産のブランド米「はるみ」の苗を懸命に植えた。
中原区内で農業を営む井上荘一さんと井上宗高さんから、植えるコツや苗の間隔について学び、田んぼで実践。はじめは恐る恐るだった児童も次第に泥に慣れ、自然との触れ合いを目いっぱい楽しんだ。
飯草日向さん(10)は「泥がぬるぬるしていて最初は嫌だったけど、慣れたらひんやりして気持ちよかった」と笑顔。佐藤あずみさん(10)は「田植えは初めてで、泥の中に虫がたくさんいてびっくりした。美味しいお米を収穫するのが今から楽しみ」と話した。
田植え体験は、社会科で日本の農業について学ぶ5年生を対象に15年ほど前から実施してきた。宗高さんは田植え前に、自身の畑からトラック6杯分の土を同校の田んぼに補充した。「土の状態がより良くなったので豊作が期待できる」と話す。秋に稲を収穫し、児童らでおにぎりにして味わう予定だ。
伊東校長は「米作りを通して、地域交流や食育、自然との触れ合いなど様々なことを学んでほしい」と話した。
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