地球温暖化防止など、環境改善効果がある事業に限定して発行する債券「グリーンボンド(環境債)」。川崎市は7月6日、政令市で初めて環境債を発行すると発表した。機関投資家向けで、8月に50億円の発行を予定する。
年限は5年で、利率は未定。廃棄物処理施設・橘処理センターのバイオマス発電や、環境配慮型の本庁舎への建替え、既存庁舎のLED化、氾濫に備えた五反田川放水路の整備などに使われる。
市が2050年までの二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロを目指す戦略「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」の一環。市資金課の担当者は「環境問題が差し迫った課題であることを市民や事業者の皆さんと共有できれば」と話す。個人投資家向けの環境債は今後、ニーズを見ながら検討するという。
環境債は昨年度までに、東京都と長野県、神奈川県が発行している。
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