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西中原中・男子ハンドボール 先輩に届ける全国8強 託された思いを胸に

スポーツ

掲載号:2021年9月10日号

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全国に臨んだ部員ら=保護者提供
全国に臨んだ部員ら=保護者提供

 西中原中学校の男子ハンドボール部(田中秀司顧問)が、8月末に行われた第50回全国中学校ハンドボール大会で、10年前の成績に並ぶ過去最高のベスト8入りを果たした。「決して強くはなかったチーム」(田中顧問)が、コロナ禍で共に闘った先輩への思いを胸に一丸となり成果を出した。

「俺たちの分まで」

 現3年生が1年生だった年度末に新型コロナが流行。その後、休校で部活動が中止となり、高木寛弥さん(現部長)は練習に励むため私用ゴールを手に同学年の部員と橘公園へ。先輩にも声をかけたところ、快く参加してくれたという。しかし夏の大会が中止となり、先輩からの言葉は「俺たちの分まで頑張れよ」。小学生での経験者がほぼなく、わずか8人の2年生だったが目標に掲げたのは「全国制覇」。課題は試合ごとに検証し次戦に生かす―。市大会、関東大会とも接戦が多かったが、試合での経験を成長につなげ、関東3位で全国への切符を掴んだ。田中監督は「まさか全国とは」と感極まり、生徒の前で涙したという。

 指揮官の思いにも応え、選手らは全国での初戦、九州代表・大分中に接戦で勝利。2戦目では体格やスピードで勝る北海道代表・桔梗中を相手に前半を13対13で折り返すと、試合中に課題を克服し後半に突き放した。

 田中監督は「短期間でこれほど成長したチームは記憶にない。真面目に向上心を持ち練習に励んだ生徒たちに感謝」と称えた。主将の市川聖(しょう)さんは「先輩から『おめでとう』と言ってもらえた。全国制覇はできなかったけど力は出し切った」と胸を張った。全国制覇の夢は次代に託された。
 

過去の賞杯の前に立つ、高木部長(右)と市川主将
過去の賞杯の前に立つ、高木部長(右)と市川主将

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