京王線の車内で10月に起きた刺傷事件を受け、中原警察署(田島充署長)は11月26日、鉄道会社や商業施設と合同で訓練を行った。
JR東日本と東急電鉄、駅直結の商業施設・ららテラス武蔵小杉と武蔵小杉東急スクエアの4社が参加。署員も含めて総勢50人で実施した。
訓練の冒頭、齋藤正晴警備課長は「大切なことは、犯人を捕まえるのではなく、皆さんとお客さんがけがをしないように対応し、正確に警察へ通報すること」と呼びかけ。その上で、さすまたや盾、警杖など装備品の正しい使い方や距離の取り方を署員が指導した。さすまたを持参し、適切な使い方を質問する参加者の姿も見られた。
また、的確な通報の仕方も指導。参加者らは、正確な場所や犯人の特徴、逃げた方向、被害者数など伝えるべき内容や、各警察署の番号ではなく110番にかけることの重要性などを学んだ。
JR武蔵小杉駅の徳竹努駅長は「緊急時における社員の対応訓練などを通して、引き続きお客様が安全安心に利用していただけるような駅づくりを目指したい」とコメント。東急スクエア管理センターの藤井茂司所長は「危険な案件は商業施設でも起こっている。今日の訓練をもとに、当施設の対応を精査していきたい」と話した。
中原署によると、今後も場所や内容を変えながら、訓練を続けていく予定という。
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