市立下沼部小学校(菅原隆宏校長)の4年生160人が12月13日、総合的な学習の一環として手話ダンスのパフォーマンスを体験した。
「やさしい街づくり」を課題とした福祉を学ぶための授業。歌や音楽に合わせて手話を取り入れながら踊る舞台を鑑賞したあと、指導を受け手話表現の楽しさを学んだ。
質疑応答の時間には手話にも方言があることや、すべての言葉が手話で表現できることなどを学習。また、手話ができなくても身振りで伝えられるとし、「身近に困っている聴覚障害者がいるときは助けてほしい」と言われると、児童らは大きなジャスチャーで応えた。男子児童は「耳が聞こえない人とも手話で通じ合えることが分かった。これから手話を覚え、いろんな人たちと仲良くしたい」と話した。
学年主任の井上智弘さんは「これから点字やバリアフリーも学び、各自が課題を選んでいく。子どもたちが夢中になっている様子を見て、最初の授業を手話ダンスにしてよかった」と話した。
学校に協力したのはメンバーに聴覚障害者がいるダンスグループ「舞はんど舞らいふ」。コロナ前は毎年市内で開かれていたチャリティ手話ライブにも出演していた。
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