県政報告 コロナ禍の中から希望を 日本共産党神奈川県議会議員団 君嶋ちか子
昨年一昨年と、コロナ対策に追われた2年間でした。同時にコロナ禍は、様々な矛盾を浮き彫りにし、次への課題を示しました。
■医療・保健所体制の拡充は必須!
見せつけられたのが、医療体制の弱さです。神奈川県の人口比病院数は全国47位、つまり最下位です。病床数も同じく47位、看護師数45位、医師数39位と続きます。このような体制の下で、感染しても入院できず、自宅に取り残されることを余儀なくされたのです。
保健所については、1994年に保健所法が地域保健法に変えられたのを機に、保健所設置指針が「10万人に一箇所」から「二次医療圏(この地域では川崎区・幸区・中原区)に一か所」とされ、1994年847所から2020年には469所と激減しました。
とりわけ神奈川県の保健師数は、人口比全国47位。コロナ禍における混乱は、この状況の下で起きました。
私達が安心して暮らすために、医療・保健所体制の拡充は必須です。
■教育分野の前進を引き続き
長い間の取組みが実ったのが、特別支援学校の増設です。特別支援学校の数は足りず、一校の規模は膨れ上がり、私達は議会で度々、特別支援学校の増設を求めてきました。今回ようやく、川崎南部と横浜北部に特別支援学校を設置すると県教委が発表しました。学校設置基準が9月に設けられたことが背景となっています。「特別支援学校にだけ設置基準が無いという差別的な状況を解消せよ」と、これも度々求めてきましたが、ついにこぎつけました!コロナ禍での分散授業の経験も加わり、3月に実現した35人学級とともに、うれしい成果でした。
今年も希望を語れるニュースを多くつくりだす年にしたいものです。
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4月19日
4月12日