上平間の八幡大神(小泉愉孝宮司)で15日、恒例の「どんど焼き」が行われた。毎年総代会が主催し、200組の紅白団子を無料で提供。集まった近隣住民らは棒の先に付けた団子を、正月飾りなどを燃やした火にかざして食し、一年の無病息災を願った。
「どんど焼き」は参加者らが持参したしめ飾りなどを燃やし、その火で餅や団子を焼いて食べて五穀豊穣や健康を祈る行事。地域によっては「どんと焼き」とも呼ばれる。八幡大神では細長い棒の先に、紅白団子を手作業で付けて参加者へ配布。境内には順番待ちの長い行列ができ、用意された団子は一瞬のうちにはけた。
毎年参加しているという70代の女性は「正月飾りをごみとして捨てるのは悲しいので、こうした伝統行事があることがうれしい。焼いた団子は来れない知人にもおすそ分けし、喜んでもらっている」と笑顔を見せた。
小泉宮司は「多くの方が楽しみにしている行事なので、今年も開催することができてよかった。今後も環境に配慮しながら行っていきたい」と話した。
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