法政大学第二中学校(木月大町)の重量挙部が、昨年12月25、26日に行われた「第35回全国男子中学生ウエイトリフティング競技選手権大会」で躍進。古賀新之佑さん(3年)が55キロ級で2位に、鈴木太朗さん(2年)も67キロ級で3位に輝いた。
ウエイトリフティングはバーベルを頭上まで一気に持ち上げる「スナッチ」と、肩の高さで一度止めてから持ち上げる「クリーン&ジャーク」の2種目を3回ずつ行い、最高重量の合計で順位が決まる競技。瞬発力とメンタルが大事なスポーツと言われる。
古賀さんはクリーン&ジャークで自己新記録となる91キロを上げてトータル161キロ。最後の競技で逆転優勝を狙って99キロに挑戦したが、頭上で静止できずに失敗。1位の選手とは7キロ差だった。「調子が良かったので残念。高校に行っても競技を続けて全国優勝したい」と誓った。バーベルを上げる一連の動作と美しい姿勢が魅力で、センスが抜群だとコーチの篠原航平さんは評価する。
鈴木さんは小1から続けるアメリカンフットボールで鍛えたパワーが武器。まだまだ技術は粗削りというが、大会では一度も失敗せずにトータル166キロを上げて表彰台に上り周囲を驚かせた。3年生になる来年は優勝候補の筆頭だ。「古賀先輩の試合を目の前で見て感動した。来年は先輩に代わり借りを返したい」と意気込んだ。
2人は週5日、2〜3時間を練習に費やす。重量挙部の顧問を務める梅原健さんは「古賀の記録は高1の関東選抜大会レベル。高校生になる来年が楽しみだ。鈴木もこれから技術を身に付ければ来年の優勝は間違いない」と期待を寄せる。
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