神奈川県薬物乱用防止指導員協議会中原支部(松本陽子支部長)が1月25日、玉川中学校の2年生約150人を対象に薬物乱用防止の出前授業を行った。感染予防のため、各学級のテレビモニターに、別室で授業する様子を映し出した。
県内では近年、薬物乱用による少年の検挙数が増加。中でも大麻の検挙が急増しており、昨年は117件と、2015年の12件から約10倍となった。今回の授業では、検挙数のデータや薬物のサンプルなどを見せながら、依存症の怖さを解説。市販薬も使い方を誤ると依存症に陥るなど身近に潜む危険性も指摘した。先輩や知人に誘われても「断る勇気、やらない勇気」を持つことの大切さを訴えた。生徒を代表しあいさつした原千咲都さんは「覚せい剤やコカインの見た目が砂糖やきな粉に似ているという話が印象的だった。薬物乱用を他人事と思わず過ごしたい」と感想を話した。
同協議会中原支部は保護司8人と薬剤師4人でなる。主に区内の学校で出前授業を行い、薬物依存の怖さを伝えている。松本支部長は「薬物は脳をだめにする。子どもたちの未来を守るため活動を続けたい」と語った。
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|