川崎市は先月23日、障害のある児童生徒を対象にした「ぷよぷよeスポーツ」の体験会を中原区役所で開催した。約20組の親子が参加し、ゲームを楽しんだ。
「かわさきパラムーブメント」を掲げ、障害や性別などでの差別のない社会を目指す川崎市。今回、障害の有無に関わらず楽しめる「eスポーツ」の普及と、ITスキルを高めることで将来の就労支援につなげようと初めて企画した。
当日は、参加者同士の対戦やeスポーツプレイヤーによる個人レッスンなどを実施。市内在住の5年生の児童は「もともとゲームが好き。教えてもらえて楽しかった」と笑顔を見せた。
保護者向けのセミナーも開催。eスポーツを通じた障害者の社会参加を支援している(株)ePARA(埼玉県)の加藤大貴代表らが講師となった。加藤さんは「ネットを通してチームを組みゲームをするこでテレワークの能力が身に付く。幼い頃から触れることで、将来の選択肢を広げられる」と話す。
市担当者は「いずれ、障害者と健常者が一緒に楽しめるイベントにできたら」と展望を語った。
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