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中原区版 公開:2022年4月8日 エリアトップへ

公示地価中原区 小杉周辺で上昇率高く 住宅地・商業地ともに

経済

公開:2022年4月8日

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 2022年の公示地価が先月公表され、中原区は住宅地の平均価格が1平方メートルあたり40万3700円で、16年連続で県内1位となった。平均変動率は市内で最も高い1・5%増で10年連続の上昇となり、前年より0・8ポイント拡大した。県全体では0・2%増(前年比0・6%減)、市全体では0・6%増(同0・0%)と、ともに上昇に転じた。県政策局は、「コロナ禍で不動産取引が停滞していた状況から、マンションや住宅地の適地への需要が伸びたことが要因」とみている。

 区内の地点で上昇率が高かったのは、「今井南町575番4」(2・5%)、「下小田中2丁目629番24」(2・4%)、「上小田中6丁目1419番4」(2・3%)、「小杉町2丁目207番4」(2・2%)、「木月1丁目331番14」(2・2%)。

 小杉を拠点に不動産売買などを行う山協商事は「小杉周辺は依然、戸建ての需要が高く、新築中古問わず良く売れている。一方で、売り物件の情報が少ない状況が続いているとみられ、こうした背景も土地の値段上昇につながっているのでは」と分析する。

商業地も拡大

 区内商業地の平均変動率は1・8%増(同1・0%増)で、住宅地と同様に上昇。平均価格は同93万8700円で県内3位だった。県全体は1・0%増(同0・1%増)、市全体は1・5%増(同0・8%増)。市内では、7区全てが10年連続で上昇となった。

 再開発が進む武蔵小杉駅周辺の上昇が目立ち、上位は「新丸子町922番1外」(3・1%)、「小杉町1丁目513番1外」(2・9%)、「木月4丁目1276番1」(2・5%)、「小杉町3丁目441番29」(2・2%)。同局の担当者は「(全体的に)再開発地域は地価の上昇率は拡大した。一方、飲食業や観光業が主な地区は厳しい状況が続いている」としている。

 地価公示は国交省の土地鑑定委員会が年1回、全国に定めた標準地の1平方メートルあたりの正常な価格を示し、土地取引の指標となっている。中原区内の標準地は、住宅地が23、商業地が11の計34地点。

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