中原消防署(大友正人署長)は6月20日、ゲリラ豪雨や台風に備えて多摩川のガス橋近くで大規模な水防訓練を行った。中原消防団、区道路公園センター、危機管理室、中原警察署の防災関係5機関から96人が参加。
大友署長は「昨年の熱海の土石流など、大雨による被害は毎年増えている。災害発生時に速やかな活動を実施するため、訓練で関係機関との連携を強化し区民の期待に応えたい」と訓示。参加者らは3つの班に分かれ、土のうづくりや、はしごなどを使った浸水防止対策、救助の際に障害となる倒木をチェーンソーで切り倒す作業を学んだ。多摩川でおぼれている人を救出する訓練では航空隊と連携し、ヘリコプターを飛ばして実演。救助を求める人がいる地点への地上からの誘導、対策本部との連絡方法などを確認し合った。
40代男性の消防団員は「土のうづくりは簡単なように見えてかなり重労働だった。いざというときには訓練を生かしたい」と汗をぬぐった。
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