トンネルや壁への違法な落書きを消そうと、全富士通労働組合連合会京浜地域懇話会は6月25日、小杉駅近くでボランティア活動を行った。参加したのは富士通社員や地元住民ら約30人。南武沿線道路と綱島街道が交差するコンクリート部分にあった落書きを、溶剤とブラシを使い、雑巾で拭き取った。落書きが消える様子に、参加者は達成感をにじませていた。
飛び入り参加した「とどろき水辺の楽校」事務局の鈴木眞智子さんは、今年10月に川崎フロンターレの選手や子どもたちと丸子橋の落書きを消す催しを計画しているといい、「これなら子どもたちも楽しめると思う」と手応えを感じていた。
落書き消しに協力したのは「あさお落書き消し隊」(白井勇会長)。麻生区で約20年活動し、昨年11月には王禅寺ふるさと公園で同会関係者に指導。この日も5人の隊員が、参加者に作業の流れやコツを伝授していた。
ボランティアの実行委員長を務めた井土清貴さんは「約2時間取り組んだ後、参加者は道に落ちているごみも気になるなど意識が変わった。三浦海岸などで清掃活動にも取り組んできたが、今後の活動にもつなげていきたい」と意欲を見せた。なお、落書きは5年以下の懲役など刑事罰の対象となる。
中原区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|