意見広告・議会報告
市政レポートNo.173 家族との時間を増やす新たな休暇制度がスタートへ みらい川崎市議会議員団 副団長(政策調査担当) おしもとよしじ
国は、学校の長期休暇時期を分散化して親子が一緒に過ごしやすくする「キッズウィーク」を打ち出し学校教育法施行令を改正。本市でも10月のスポーツの日を含む3連休後の火曜日を「かわさき家庭と地域の日」に充てることを基本として平成30年度から昨年度まで「試行実施」してきた所です。但し、試行であった為、昨年度に保護者や児童生徒等に対するアンケート調査による検証を行い、今後の方向性を決定するとしていました。
その調査結果によると、概ね肯定的に捉えているものの、当局は「一部の児童生徒が家で留守番をしていた」「保護者が仕事を休めない」「実施時期を見直して欲しい」などの意見を把握し保護者の休暇取得促進などが課題とした事から愛知をはじめ茨城、熊本、山口県などで導入が進むラーケーション(※)の取組を提言した所、「保護者の柔軟な休暇取得の促進や児童生徒の体験的な学習参加の機会創出に向けて、ラーケーション等を含めた先行事例の調査研究を進め、次年度以降の取組について早期に考え方を取りまとめる」旨、本年6月議会にて答弁されてきました。※ラーニング(学習)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語で児童生徒の学びを目的として事前に日程・場所・内容等の届出により平日の休暇取得を認める制度。保護者の休み方改革推進や子どもの豊かな経験、学びの機会創出、地域経済活性化などの導入メリットが期待されます。
12月議会でその後の進捗について質すと、先行自治体の導入効果として「土日に休みにくい家庭でも、子どもとのふれあいが増える」「休み方、学校への通い方、仕事の仕方について考え直す良いきっかけになった」などの意見を聴取したとし「現在、校長会や市PTA連絡協議会等との調整を進め、新たな制度の来年度からの導入について検討している」旨、答弁され施策が実現する運びとなりました。今後も良い制度となるよう提言を続けて参ります。
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2月7日
1月31日