神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2018年4月6日 エリアトップへ

洪水ハザードマップ 「区全域が浸水」と想定 市、14年ぶりに改定

社会

公開:2018年4月6日

  • X
  • LINE
  • hatena
洪水ハザードマップの表紙
洪水ハザードマップの表紙

 川崎市は昨年の川崎区、幸区に続き市内5区の洪水ハザードマップを14年ぶりに改定した。中原区は多摩川と鶴見川の洪水区域などを示しており、多摩川が氾濫した際は浸水被害が区内全域に及ぶと想定。家屋倒壊地域も示されている。

 今回見直された洪水ハザードマップは、全国的に想定を超える浸水被害が発生していることから、国が新たに示した浸水想定に基づき、改定作業が進められていた。

 想定する最大規模の降雨量を考慮し、多摩川が2日間の総雨量588mm、鶴見川が同792mmで設定。氾濫した場合の浸水区域と深さを明示している。昨年10月に発生した台風21号の影響により多摩川の氾濫警戒区域を超えた際は、200mmの降雨量が計測された。

 以前の想定では多摩川の氾濫による区内の浸水エリアは約7割ほどだったのに対し、今回の見直しでは区内全域が浸水すると示された。

 また、新たに家屋倒壊が想定される地域も表示されることになり、多摩川の氾濫では区内に倒壊地域が含まれている。区危機管理課担当者は「多摩川の洪水による影響は区内全体に及ぶこと。防災意識を高めるきっかけにしてほしい」と話している。

 新たなハザードマップには避難場所や方法などの参考になるように、浸水時間を示した地図も加わった。情報面も充実しており、避難行動のフローなどが掲載されている。マップは区役所などで配布しているほか、川崎市のホームページで公表されている。

 市は、このハザードマップの使い方などについて説明会を順次開く。中原区は6月13日(水)午後7時から、22日(金)午後2時から区役所5階で開催する。申込みは不要。

中原区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

市おくやみガイドブック

使いやすく大幅増補

手続きの煩雑さ解消に

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

アート体験 視覚障害者に

岡本太郎美術館

アート体験 視覚障害者に

CF初挑戦、支援呼び掛け

4月15日

救急隊、日中に増設

中原消防署

救急隊、日中に増設

到着時間の短縮めざす

4月12日

5年ぶり重要郷土資料に

江戸時代後期「富士信仰」

5年ぶり重要郷土資料に

市ノ坪の民家で所蔵

4月12日

市民の「誇り」向上

川崎市イメージ調査

市民の「誇り」向上

「来訪推奨度」は過去最高

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook