県高校軟式野球秋季大会の決勝が7日、サーティーフォー相模原球場で開催され、法政二高が横浜創学館に4―1で勝利し、2年ぶり5度目の優勝を果たした。主将の古田航士朗さん(16)は「先輩方から受け継いだ序盤から攻めるプレーで、夏の大会の悔しさを晴らせた」と喜びを語った。
強さの裏には若き指揮官の存在がある。同部では部発足当時からOBが監督を務めるのが慣わしだ。昨夏から監督を務める高田悠矢さん(19)もOBで同大学2年生。3年前、現役の大会にベスト4で敗退した悔しさから、今度は教える立場としてチームを優勝に導きたいと同部に戻ってきた。「皆楽しくて野球を始めているという気持ちを大切に、選手とコミュニケーションを取り距離を縮めるよう心掛けている」と話す。3歳差の監督について古田さんは「年が近いので練習や戦術の意見を出しやすく、調子が悪い時には兄のように相談できる」。監督と選手の近い距離感がチームに活発さや一体感を生み、強さの秘訣になっているという。
27日からはサーティーフォー保土ヶ谷球場で開催される関東大会に出場。若き指揮官とさらなる高みを目指す。
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