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中原区版 公開:2019年3月1日 エリアトップへ

二ヶ領用水・桃の会 「白鳳(はくほう)」2本、西中原中に植樹 一大産地の歴史を後世に

社会

公開:2019年3月1日

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桃の木に土をかける生徒
桃の木に土をかける生徒

 二ヶ領用水・桃の会は2月22日、西中原中学校に桃の木「白鳳」2本を寄贈し、植樹式を行った。中学校で植樹を行うのは初めて。最盛期だった1920年から35年頃までをはじめ、中原区が桃の一大産地だったことを若い世代に知ってもらい、後世に繋げることが目的。

 植樹した「白鳳」は、1925年に神奈川県で生まれた品種。同会が植樹を進める川崎発祥の「伝十郎桃」が原点の一つとなっている。順調に育てば3年ほどで実がなり、寿命は生育環境にもよるが10年から20年はもつという。同会の松原成文会長は「皆さんが成人式を迎える頃には立派な実になると思う。大切に育ててほしい」と話した。

 二ヶ領用水の再生保存をめざし、中原区が桃の産地だったことを後世に伝えようと85年に発足した同会。これまで、二ヶ領用水沿いや等々力緑地正面広場、中原区役所などに桃や桜、梅を7百本以上植樹してきた。今回は若い世代に伝えようと、生徒数が多い同校に依頼して中学校としては初めて実現した。

 柏木響さん(2年)は「中原区の桃について勉強して有名だったことを知った。これから何年も育つ桃に携われて良かった」と笑顔で話した。安部賢一校長は「桃の木を植えて頂いたことで先人の知恵、歴史を学ぶ良い機会になる」と語った。

 同会の活動資金は、会員の会費や市民からの寄付が中心。今後も他の中学校や小学校、幼稚園、保育園などに植樹を行っていきたいとしている。

植樹式に参加した会員や生徒ら
植樹式に参加した会員や生徒ら

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