50年迎える市全町連 工藤正興会長にインタビュー 鍵は情報の効果的な配信
住民同士が協力しあい安全安心な街づくり活動等を進めている町内会・自治会。その市の連合組織である川崎市全町内会連合会が今年50周年を迎えた。節目の今年の活動ポイントを工藤正興会長に聞いた。
記者−今年の重点ポイントは?
工藤−今年は市全町連が創立50周年を迎えます。11月にはエポックなかはらで記念会を予定しております。まずはこのイベントをきっかけに、市内7区の町連の連携を今まで以上に密にし、共通の問題を抽出、知恵を出し合って解決できる体制作りに取り組みたいと考えます。
また、各町会ごとには町会活動の基本となる情報の効果的な配信を進めたいと思います。この背景には、現在、各区の町内会・自治会では回覧物が多すぎ、結果として見られていないことが多いと聞きます。回覧物は地域のイベントはもちろん、少子化や高齢者問題など地域の情報を知る重要な情報源です。町内会・自治会の1人でも多くの方に見てもらい、活動に参加していただけるように、今年は回覧物の配布日の統一やレイアウトの一新等、新ルールを設け訴求効果を上げていきたいと考えてます。
その他、ゴミの不法投棄の見回りや子ども達の登下校を見守る青色回転灯パトロールカーの増車、近年問題になっている独居老人の管理体制の見直し等にも手をつけていければと思います。
記者−市政へ要望も出されていますが麻生区では?
麻生区は、地域の特色である「農」などの地域資源を活用したまちづくりや新百合ヶ丘駅周辺地区における芸術のまちづくりなどを推進しています。そうした事業推進とともに、今年は昨年市に要望として提出した、横浜市営地下鉄あざみ野駅から新百合ヶ丘駅への延伸に向けた取り組みが前進できるよう、また災害時における避難場所として都市公園が活用出来るよう利用方法を考えていきたいです。
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