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麻生区版 公開:2011年2月18日 エリアトップへ

今月14日に自治功労賞を受賞した 岡野 幸雄さん 高石在住 81歳

公開:2011年2月18日

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理論よりも実践が大事

 ○…町内会や自治会の代表者として10年以上に渡り、福祉増進、住民自治の振興発展などに貢献してきた人を表彰する川崎市自治功労者に選ばれた。地元を住みやすい地域にしようと独自の発想で様々な取り組みを実践。水暮町会長時代には子どもが生まれた家庭に祝い金を贈り、その吉報を会報で紹介する仕組みや、高齢者の足となるコミュニティーバス「山ゆり号」の実現に向け尽力してきた。「円満な地域づくりをするためには誠意を持って取り組むことが肝心」

 ○…昭和4年、宮崎県都城市生まれ。若い頃から小学校や中学校の教師として子どもたちと関わってきた。穏やかな人柄と実直な姿勢は周囲の支持を集め、教職を退いた後も、麻生区地域教育会議副議長として教育の現場に立ってきた。現在は小学校で郷土の歴史を教えたり、子どもたちの遊び相手にもなるなど活動の幅を広げる。「子どもたちが私を見つけると『おうさん』と駆け寄ってくる。子どもたちの笑顔をみるとこれからも活動を続けようという思いになる」

 ○…多忙な地域活動を送る一方で、芸術家としての顔も持つ。家の中には自身で制作した陶器や、木材を削って作った彫刻が数多く並ぶ。水墨画や俳句はどちらも10年以上の腕前。特に水墨画は全国展覧会に出展した経験を持つ。ゼロから創る創作活動について「地域の活動に通じるものがある。考えるよりまず実践することで、思わぬ発見を見つけるのも面白い」と振り返る。

 ○…今後は高齢者福祉にも力を入れたいと考えている。高石地域に多い急な坂道や曲がり道は「高齢者の引きこもりや閉じこもりを増長させる原因になる」と危機感を募らせる。「コミュニティーバスの運行はもう目前。これまで多くの人にご協力いただきながらやっとここまで漕ぎ着けた。実を結ぶところをしっかりと見届けたい」。そう話す瞳の奥に協議会副会長としての熱意を覗かせた。
 

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