わが町かわさき映像創作展 岡上小がグランプリに 金賞は南百合丘小 麻生区勢が相次ぎ入賞
一般市民や学校が制作した川崎市に関する15分以内の映像作品を一堂に集めた「第28回わが町かわさき映像創作展」(川崎市教育委員会主催)の表彰式が先月26日行われ、岡上小がグランプリに輝いた。金賞には南百合丘小が選ばれ、麻生区勢が相次ぎ入賞を果たした。
岡上小学校(栗田博美校長)では、情報機器を使った新たな教育のあり方を模索しようと、児童らが撮影した映像作品を市内のコンクールなどに出品してきた。今回グランプリを受賞したのは、5年生が米作りの体験を記録した作品。同じ麻生区内にあるはるひ野小学校へのビデオレターとして田植えから収穫までを継続的に撮影したものを、15分の作品に仕上げた。
自らも川崎市立小学校情報教育研究会で教育の現場におけるメディア活用について研究に取り組む栗田校長は「先生方も積極的に情報機器を教育に活用してくれている。こうした経験が子どもたちの”表現方法”を豊かにしていってくれれば」と話している。岡上小は一昨年に続き2回目のグランプリ受賞となった。
金賞を受賞した南百合丘小学校は、クラス紹介をドラマ仕立てに仕上げた作品を出品。児童らが役者として精一杯演技する姿が評価された。
主催者は「今年で28回を数える創作展の歴史の中で、グランプリと金賞が同じ区から出るのはとても稀。今回は麻生区勢の活躍が目立ったが、この創作展では今後も様々な作品を募集し、川崎市全体を盛り上げていきたい」と話している。
岡上小は放送委員会でも作品を出品。学校を探検しながら紹介するという手法で、奨励賞を受賞した。
他にも、西生田中学校保健委員会が優秀賞を受賞。はるひ野小学校が、部活動を通じた異学年交流を報じた「ジュニアクラブ探検隊」で奨励賞を受賞するなど、麻生区勢の活躍が目立った。
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