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異世代交流で心豊かに

はるひ野中生徒が介護施設でボランティア

掲載号:2011年3月11日号

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利用者に折り紙を教える生徒
利用者に折り紙を教える生徒

 生徒たちの笑い声。ホールには生き生きとした高齢者の声が響く。

 区内黒川の「介護老人保健施設アクアピア新百合」で今月4日、はるひ野中学校の生徒14人がボランティア活動を行った。生徒らは施設利用者らと思い思いの時間を過ごし、普段中々接することが少ない高齢者との交流を楽しんだ。

 この活動は、3年生を対象にした総合学習授業の一環。学校周辺の介護施設に協力を依頼し、一昨年前から生徒と施設利用者との交流の機会を設けている。高齢者と接することで、思いやりの心や自発性を高めるのが狙い。

 生徒らは昨年4月からの1年間、月に1度ずつ訪れては、少しずつ高齢者との関係を築いてきた。同校の堀江賢司教諭は「普段お年寄りの方々と関わる機会が少ないからか、皆最初は戸惑い気味だった。訪問回数が増えてくるにつれ何を話そうか考え、次第に交流が生まれるようになった」とこの1年を振り返る。

 生徒と高齢者、年代が違う両者の共通の楽しみはゲーム。生徒たちは、利用者と共に椅子を囲み、地面に風船が落ちないようにするゲームを企画するなどして積極的に交流を深めた。

 また折り紙を教わっていた女性は「私は目が見えにくいから折り紙は苦手。でも(生徒の)教え方は上手」と微笑み、目の前の折り紙に夢中になっていた。

 こうした月日を重ねるにつれ、生徒たちの訪問は利用者の楽しみになっていった。施設の壁には生徒たちが来るスケジュールが貼られ、「次はいつ来るんだろうね」「何を話そうか」と心待ちにする利用者も増えているという。「利用者にとって生徒は孫くらいの年代。皆若いパワーを感じると嬉しそう」とある職員は話す。

 生徒側にも変化が見られた。この活動を機に介護関係の仕事に興味を持つ生徒も出てきた。中には卒業後も同施設でボランティアがしたいと申し出る生徒もいるという。

 同施設の広報担当者は「もっと多くの生徒たちに介護の理解やそれを支える介護スタッフの現状などを知ってもらえれば」と話している。
 

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