麻生区版

モントルー・ジャズ・フェスティバルを川崎市に誘致したプロデューサー

宮本 浩巨さん

多摩区在住 50歳

掲載号:2011年5月20日号

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音楽祭成功に人生賭ける

 ○…世界有数の音楽祭「モントルー・ジャズ・フェスティバル」(MJF)を川崎市内各地で開催しようと一昨年から誘致活動を続けてきた。同フェスティバルはスイス・モントルー市で町おこしや文化育成のために始まった。様々な音楽やアーティストを紹介する総合音楽祭として世界中の人々から親しまれている。「世界でカワサキといえばバイクだけだったが、これからは市の名前が話題になる」と興奮を隠さない。

 ○…「川崎の子どもたちに川崎でできることを伝え、夢を持てる場を与えたい」。その一念で脱サラし、市内での開催実現に向けて動いてきた。「市役所やMJFの創始者に働きかけた当初はずいぶんと胡散臭がられた」。工業都市のイメージが強くて難航したが、2つの音大があり音楽家育成に力を入れていることやコンサートホール「ミューザ川崎」(幸区)の存在を創始者に訴えた。「川崎で文化復興を願う思いが創始者にも届いたのでは」

 ○…多摩区出身。20代でアメリカに渡り遊学し、帰国後は大手コンビニエンスストアの商品開発に携わった。産地直送ギフトを初めて手がけ、成功させるなどアイデアマンとしてならした。東京で活躍するも次第に出身地・川崎を思うことが増えていった。「東京都と横浜市に挟まれた川崎市には個性がなく、文化も少ないように思えた」。そんな折、MJF創始者が日本での開催を願っていると聞いて「これだと思った」

 ○…昨年秋、市がフェスティバル開催の発表をするとインターネットのツイッターでは音大生たちの期待の声が多く上がった。「わくわくしている感じが伝わってきて嬉しかった。同時に是が非でもやり遂げなければと思った」。開催まであと半年。震災の影響でコンサート予定地が一部損壊したり、スポンサーが決まらなかったりと課題は多い。「生きている限り、成功させる」。みなぎる情熱で表情を引き締めた。
 

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