多摩川なし 病気もなく生育順調 お盆にかけ収穫ピークに
地元の名産として親しまれている「多摩川なし」の収穫が始まった。区内の梨農家によると、今年は花の開花が例年より1週間ほど遅れるなどしたが、生育はほぼ順調。出荷はお盆にかけピークを迎える。
多摩川なしは「かわさき農産物ブランド品」に指定されている地元の名産品。川崎市では江戸時代頃から栽培が始まったとされる。糖度が高く、甘いのが特徴で、出荷が始まる8月には全国から注文が寄せられる。
区内早野で梨栽培に取り組む金子梨園の金子昇さんによると、今年は花の開花が1週間ほど遅れたため、各作業が全体的にずれ込んだが、8月5日頃から本格的な収穫が行える見込みだという。
金子さんの梨園では、数種類の梨を栽培している。8月からは一番収穫時期が早い愛甘水(あんかんすい)という品種から収穫が始まる。金子さんは「例年に比べ少々小ぶりのものが目立つが、生育は順調。今年は病気もなく、一安心している」と話している。
金子さんの梨はセレサモスに出荷されるほか、早野にある農園でも随時販売される。収穫は9月末頃まで行われるという。
放射性物質も不検出
JAセレサ川崎は、川崎市などと連携し、市内農産物の放射性物質調査を行っている。多摩川なしの検査は先月25日に行われ、放射性ヨウ素・放射性セシウムともに不検出と公表されている。
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3月29日
3月22日