地産の新名物作れ 地元企業と農園がコラボレーション
区内片平の「片平楽農倶楽部」が、近隣にある日帰り温泉施設「湯快爽快くりひら店」と協力し、新たな地元名物を作る試みを行っている。
湯快爽快では今月6日、同農園に咲いたラベンダーを用いた「ラベンダー風呂」を企画。来場者らは入浴剤とは違う生のラベンダーの香りを堪能した。
片平楽農倶楽部代表の三浦武雄さんと、湯快爽快くりひら店の店長菊池聡志さんは、出身地が近いことや、お互いに地産食材へのこだわりが強かったことなどから3年程前に意気投合。過去にも焼き栗大会などの催しを協力して行い、地域活性に努めてきた。「麻生区には、それを目当てに客が集まるような名産品がまだ少ない。麻生区の名物を作れればと思った」と三浦さん。
当日は、袋いっぱいに詰められた乾燥ラベンダーが女湯の利用客に配られ、湯船いっぱいにラベンダーの香りが広がった。ラベンダー風呂を体験した利用客からは「リラックスできる香りがいい」「入浴剤よりもうっとりするような香り」といった感想が漏れた。当初19時までを予定していた同イベントは、来場者らの希望により21時まで延長されたという。
利用客らには、乾燥ラベンダーを小袋に詰めたものがお土産として手渡された。
同イベントの今後の開催は未定だが、反響を見て定期的に行う予定。
■湯快爽快くりひら店
【電話】044(989)2644
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