巨大絵描いて福祉体験 授産学園で学生向けイベント
障がい者の複合施設「川崎授産学園」で先月19日、市内の中学生5人と障がい者らが協力し、”ビッグアート”と呼ばれる巨大な絵を描いた。絵の大きさは縦1・8メートル×横3・6メートル。白の防災シートに赤やピンク、青などの水彩絵の具を使用して仕上げられた。
この活動は小学生から大学生までを対象にした福祉体験学習「チャレボラ2011」の一環。夏休み中の学生に福祉ボランティアの機会を設けようと、市内の福祉施設などで行われている。川崎市社会福祉協議会や、川崎授産学園などの福祉団体が毎年主催する。
学生らは企画の前日から裏山で石ころや野草などを収集。拾った材料に絵の具をつけ、自由な発想で絵を描いた。施設の利用者らも手足に絵の具をつけ、指などで思い思いにデザインを施した。作品は同施設内の「喫茶処ゆめ」の壁面に飾られた。
金程中学校2年生の田中美彗さんは「障がいを持つ人たちと一緒に絵を描くことで距離が縮まった気がする」と話していた。
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