色彩の世界に酔う 中村正義の美術館で企画展
「中村正義色彩の世界」展が中村正義の美術館(細山7の2の8)で11月27日(日)まで開催されている。
中村正義(1924年〜1977年)は日本画を基礎とする独自の画法を確立した。23歳で日展に初入選を果たし、生涯にわたり多くの作品を遺した。37歳の頃に区内細山に移り住み、晩年まですごした。同美術館は実際に正義が暮らした住居を改装し、建てられた。
正義の娘であり、館長を務める倫子さんは「茶色の多い絵を描き、セピア色を好んだ父が、60年代から意識的に『原色への挑戦』を試みました。持ち前の色彩感覚で破綻することなく調和する原色の世界と、その変化を多くの方々に楽しんでいただければ」と語っている。
先月23日には正義の波乱に満ちた生涯を記した書籍「ドキュメント・時代と刺し違えた画家・中村正義の生涯」(笹木繁男著)も刊行。同館で発売が開始された。
開館日は金曜、土曜、日曜日と祝日の午前11時から午後5時まで。入館料は一般500円、65歳以上は300円、小・中学生は200円(それ以外の学生は400円)。
■中村正義の美術館
【電話】044(953)4936
|
|
|
|
|
|