山ゆり号の運行始まる 地域住民らが生田病院で出発式
高石地区のコミュニティバス「山ゆり号」の運行開始を記念した出発式が今月1日、生田病院(多摩区西生田)で行われた。式典には運行の準備を進めてきた「山ゆり交通事業運営委員会」のメンバーをはじめ、齋藤力良副市長など多くの来賓が集まり、市内初となる住民主導のコミュニティバスの門出を祝った。
山坂の多い高石地区にコミュニティバスを走らせようとする動きは、7年ほど前から、地域住民により始まった。コミュニティバスの運行については、住民からの要望が多くても、採算性などの諸問題から中々実現に至らないケースがほとんどだった。同地区では採算性をクリアするための試行運転を繰り返し、行政からも協力を取り付けるかたちで運行にこぎつけた。
同運営委員会会長の碓井勝次さんは「山ゆり号が走り出す姿を見て感動した。今後は事故なく安全に運行してほしい」と話した。
山ゆり号は高石団地前から百合ヶ丘駅までの片道3Kmを30分間隔で走る。運行本数は1日12本。運行は平日のみとなる。
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