きのこを慈しみ20年 地域住民らによる同好会が記念写真展
樹木の根の影からひょこっと顔を出す愉快な面々―。
全国に5000種類以上も存在するといわれている「きのこ」の魅力に惹きつけられた地域住民らが結成した『麻生きのこ同好会』が今年で20周年を迎え、今月14日、麻生市民館で写真展を行った。
区内在住者を中心に30人ほどが所属する同会。もともとは市民講座に参加したメンバーが意気投合して会をつくった。
活動は月に1回の定例会がメイン。区内外に生息する様々なきのこを見つけては、毒性を判断し、食べられるものは「どの調理法が適するか」「旬はいつか」「どの属性か」などについて判別してきた。
写真展ではこれまでに見つけた100を超えるきのこの中から、一般の目をひくもの60点を選んだ。種類ごとにパネルを作り、名称や属性のほか、「バター焼きが最適」や「毒があるので注意」などといったコメントを付け足した。
会長の新明功さんは「地域住民同士の交流を目的に発足した会。きのこは私たちにコミュニケーションをもたらしてくれた愛すべき存在なんです」と話していた。
メンバーらは今後もきのこの採集を通じた交流を続け、心身ともに健康な毎日を送りたいとしている。
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麻生きのこ同好会…▽活動目的=きのこの採集や自然とのふれあいを通じ、地域住民がコミュニケーションを深める機会を設ける▽活動頻度=月1回程度▽問い合わせ=新明功さん【電話】044(986)2198まで。
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