巨大な獅子が町内を巡回 「有楽こども曳山祭り」が盛況
巨大な獅子を引き巡る「有楽こども曳山祭り」が今月16日、千代ヶ丘町内で行われた。秋晴れの中、近隣住民らが「エンヤ、エンヤ」と威勢良く声を上げ、獅子を乗せた山車をロープで力いっぱい引き、町内を練り歩いた。
この祭りは、千代ヶ丘町内にある佐賀県唐津市の学生寮「久敬社塾」と、同町内をまとめる有楽自治会の縁で始まった。昭和40年代、学生寮を監督する塾監が地域住民と親交を深めようと、「唐津くんち」と呼ばれる故郷の祭りを再現したのがきっかけ。昭和52年には子ども祭りと合流し、地域の恒例行事として定着した。今年で46回目。
6メートルほどの獅子は寮生らが新聞紙を張り合わせ、漆で固めて作成した。白の法被を着た寮生らが獅子の頭上で勇敢に音頭をとり、囃子の音色で祭りを賑わせた。山車が曲がり角に差しかかった瞬間、男衆が道幅ぎりぎりを通る獅子にあわせて歓声をあげると、祭りは一番の盛り上がりをみせた。
子ども連れの井内敦子さんは「寮生たちの威勢が良くてとても楽しいし、親しみやすい」と話した。
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3月29日
3月22日