郵便局職員が強盗訓練
川崎生田南郵便局(神谷和宏局長)で今月2日、模擬強盗訓練が行われた。金融機関の強盗事件を未然に防ぎ、万が一発生した際の対応を学ぼうと、麻生警察署の協力で行われた。
訓練には、強盗に扮した麻生警察署員2人と同局の局員7人が参加。他局の局員らも見学に駆けつけ、メモや写真をとりながら訓練の様子を見守った。
訓練は当日の業務終了後に行われ、拳銃を持った2人組みの犯人が郵便局に押し入り、金庫の中の現金を奪って逃走したという想定で行われた。
犯人役の男2人組が怒声と共に同局に押し入ると、局内の空気は一気に緊張に包まれた。
犯人役の警察官は、窓口にいた局員に銃口を向けて強い口調で現金を要求。局長を金庫内に閉じ込めると速やかに逃走した。これを受け、局員らは安全を確保した上でカラーボールを手に応戦した。
訓練に参加した女性局員は「訓練だとわかっていても怖かった。犯人の顔をきちんと見なくてはと思っていたが、怖くてなかなか直視できなかった。今後も訓練を続けて、万が一に備えたい」と話した。
同署の廣渡利美生活安全課長は「強盗の被害にあった時も焦らず行動し、お客様や局員の生命を最優先し、適切な行動が取れるよう訓練を続けて欲しい」と話していた。
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