地域活性の着想を交換 「おやじの会」12団体が交流会
川崎市北部や横浜市の「おやじの会」12団体が今月13日、情報交換会を行った。それぞれの団体が地域活性のために絞り出した様々な活動を報告しあい、今後に活かしていくことなどを確認した。
「おやじの会」は、地域活性やより良い環境づくりなどを目指す父親たちによるボランティアグループ。地域ごとに組織され、自主的な活動を行っている。
年に1度、区内外の数団体が集い、情報交換などを行う「神奈川おやこん」を開催しているという。
今回は、麻生区虹ヶ丘を拠点に活動を展開している「虹ヶ丘おやじの会」(佐藤昭寿代表)がホスト役を務め、虹ヶ丘コミュニティールームを会場に12団体が集まった。
挨拶に立った佐藤代表は「大きな震災に見舞われた今年ほど地域連携の必要性を感じた年はない。いつでも助け合える絆づくりのため、”おやじ”が出来ることを考えていきたい」と話した。
各団体の活動報告の中では「人員確保」や「地域との連携」を重点課題に挙げるグループが多かった。地元養護学校の生徒らの協力を得ながら広報紙を配布する事例や、地域で活動拠点を運営する試みなどが発表されると、参加者からは「うちでも参考にしたい」といった声があがった。”おやじたち”は、今後も情報交換を積極的に行い、お互いのよいアイデアを共有していく方針を確認しあった。
横浜市青葉区から参加したという男性は「横浜市と川崎市という枠組みを越えて協力し合えれば。自分たちと同じような考えで活動している人たちがいると思うだけでも頑張れる」と話していた。
活動報告の後には、お互いの故郷について語り合う時間なども設けられ、同郷の”おやじ”らが意気投合する姿も見られた。
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