麻生区版 掲載号:2012年1月20日号
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川崎北部少年少女発明クラブの会長を務める 安村 通晃さん 慶應義塾大学教授 64歳

「ものづくり」の素地を育む

 ○…小学3年生から中学生までの生徒、児童に「発明」を通じて科学的なものの考え方を教える「川崎北部少年少女発明クラブ」の会長に就任した。理科離れや学力低下が危惧される昨今、机上の学習では味わえない体験を通じ、子どもたちに「ものをつくりだす喜びや感動」を伝えたいと奔走する。「スティーブ・ジョブズ氏など名だたる開発者たちは皆、幼い頃からガレージで一生懸命何かを創作するという経験をした。発想し、かたちにする体験と場所を日本の子どもたちにも提供したい」

 ○…1947年、京都府生まれ。東京大学理学部物理学科を卒業後、大学院に進んだ。78年に(株)日立製作所中央研究所に就職。S810スーパーコンピューターのソフト開発に手腕を振るった。処理のスピードをいかに上げるかという戦いに若き情熱を捧げているうち、技術開発のその先にあるユーザー=人間について考えるようになった。人に優しい技術のあり方について研究しようと90年から現職に就いた。

 ○…大学で山岳クラブの顧問になったのをきっかけに、山登りが趣味になった。日本の100名山制覇を目標に、98年から本格的な山登りを始めた。現在までに96の山を制覇している。「山登りは無心というが、何も考えていないようで実に面白いアイデアが降りてくることがあるから不思議」

 ○…専門分野である「ヒューマンインターフェース」は、ユビキタスコンピューティングなど実世界指向の情報技術を通じ、情報機器を人間の生活に”心地よく”寄り添わせることがテーマ。発明クラブの講座でも将来は、この分野をうまく活用していきたいと考えている。「今の子どもたちは幼少期からタッチパネルなどと親しんできた世代。それらとどう付き合っていくか、彼らならではの発想が、次世代の大発明を生むかもしれない」。未来を見つめる眼差しは、子どもたちにも負けない輝きを放つ。
 

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