孤児院にキルト寄贈 市民団体がベトナム訪問
ベビーキルトを作成し、福祉施設や海外の孤児院などに贈る活動を展開する「ベビーキルトかわさき」(川野安子代表)のメンバーらが先月4日、ベトナムを訪問。フエ市にある徳山寺孤児院に20枚のキルトを寄贈した。
同団体は先月高津区で開催した展示用に150枚のキルトを作成。うち120枚は東日本大震災で被災した新生児に届け、10枚を市内の施設などに寄贈していた。
ベビーキルトは色とりどりの布地を丁寧に縫い重ねて作る「おくるみ」。小さなハギレを縫い合わせる作業はとても労力を要するが、メンバーらは一針一針に思いを込めて作成しているという。
今回同団体が寄贈したキルトは、徳山寺孤児院で主に新生児用のパイプベッドに敷くなどして使用される。
ベビーキルトかわさきのメンバーとしてベトナムを訪問した長瀬美紀子さん(麻生区片平在住)は「ベトナムの孤児院に置かれたベッドには薄い毛布がひいてあるだけでした。鮮やかな色のベビーキルトが子どもたちだけでなく、あの場で働く人たちの心をほっと癒してくれたら嬉しいと思います」と話していた。
同団体についての詳細はベビーキルトかわさき代表川野安子さん【電話】044・911・8996まで。
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3月22日
3月15日