麻生区版 掲載号:2012年3月9日号
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画家・中村正義の生涯追う 練馬と細山で同時企画展

人物画やスケッチ、裸婦像などが並び画風の変遷が伺える
人物画やスケッチ、裸婦像などが並び画風の変遷が伺える

 区内細山で晩年を過ごし、日本画改革の先陣を切った気鋭の日本画家、中村正義の生涯を追った企画展が「中村正義の美術館」(麻生区細山7の2の8)で開催される。

 この展示は、練馬区立美術館(東京都練馬区貫井1の36の16)で企画展「日本画壇の風雲児 中村正義 新たなる全貌」展が開催されるのに合わせ、「代表作が創られた過程や裏側にも目を向けてもらえれば」と、正義の娘で、同館の館長である倫子さんが企画した。

 中村正義は、わずか23歳で「日展」に入選し、36歳の時には最年少で日展の審査員となり、注目を集めた。若きスターとして「風雲児」と称されるも、古い権威や権力が巣食う日本画壇への反発心から日展を脱退。その後も従来の技法にとらわれず、斬新な表現で当時の美術界に衝撃を与えた。晩年も肺病と戦いながらも自らの求める日本画の姿を追い求め、1977年に52年間の生涯を閉じた。

 その激動の人生、独自の画風から根強いファンが絶えず、今年5月には正義の生涯を追ったドキュメンタリー映画「『父をめぐる旅』-異才の日本画家・中村正義の生涯-」(プロデューサー/共同監督=武重邦夫・近藤正典)が公開される予定。

 練馬区立美術館では日展で特選を受賞した「溪泉」や、襖絵などの大作を含む約230点が並ぶのに対し、同美術館ではそれらの作品のラフスケッチや下図、裸婦像など、約50点が並ぶ。

 中村館長「練馬の展示と細山の展示は、表と裏のようなもの。練馬の展示で父・中村正義の画家としての生涯を、細山では創作の裏側や、正義のより人間的な葛藤を感じて貰えたら」と話している。

■中村正義の美術館

【電話】044・953・4936
 

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