火災の死者「ゼロ」更新中 市内で最長 連続1352日
麻生区内で火災による死者「ゼロ」の記録が続いている。連続1352日(平成24年3月19日現在)は、市内最長の記録。麻生消防署は記録更新を目指し、啓発活動を強化している。
同署によると麻生管内で火災による死者が発生したのは、平成20年7月5日。以来、3年半以上火災による死者は発生していない。
市内では高津消防署が連続648日を更新中(3月19日現在)だが、麻生消防署の記録が最も長い。
同署ではこれまで、火災の早期発見の重要性に着目し、住宅用火災警報器の普及活動などを展開してきた。区内では実際に火災警報器が作動し、台所での火事を未然に防いだ奏功事例がでており、同署は「引き続き設置の徹底を訴えていきたい」と話している。また2年前からは、火災件数を減らすため放火撲滅を訴えるたて看板50枚を町会に配布。地域ぐるみでの警戒を呼びかけている。
啓発活動も活発に
この記録を更新し、火災による犠牲者を出さない地域づくりを広めようと、同署では更なる啓発活動に乗り出した。
各所で消防フェアを行い、幅広い年齢層に防火を訴えるほか、独自の広報を開始。署員の発案で防火のための標語を記した「しおり」を作成し、イベント時や同署予防課窓口などで配布している。発案者の秋元良己さんは「いつでも目につく身近な場所で活用してほしい」と話している。今後はこのしおりに記す標語や防火メッセージを区民から募り、啓発に活かしていきたいという。
「しおり」に関するメッセージ、標語のアイデアなどは麻生消防署【電話】044・951・0119担当秋元さんまで。
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