集客に若者の発想を 専大生と商店街がタッグ
大学生をインターンとして受け入れ、商店街の集客や活性策を一緒に考える取り組みが区内白山にある「新ゆりグリーンプラザ商店会」で行われている。今年は大型スーパーの出店も控える同商店街。若手の発想で区内外から集客を図りたいと期待を寄せる。
同商店会のインターンに臨むのは、専修大学の学生。地域の企業や団体が抱える課題に主体的に取り組むことで解決策を探る同大学のキャリア支援「課題解決型インターンシップ」の一環で参加する。同大学では06年から同様の取り組みを行っており、これまで「しんゆり・芸術のまち」CMコンテストへの参加や多摩区の地域通貨のPRなどに学生のアイデアを吹き込んできた。
「新ゆりグリーンプラザ商店会」との協力は昨年に引き続き2年目。昨年は商店会のオリジナルキャラクターのデザイン制作や、ホームページの作成に着手。最も大きな催しでもある歳末感謝祭では花時計を作成して注目を集めるなどし、毎年減少傾向にあった来場者数を増加させた。同商店会ではこの成果を受け、今年度も同大学生インターンの受け入れを決めたという。
今年度のメンバー募集や商店会との顔合わせのため今月10日には説明会が行われた。同商店会がさらなる学生の参加を呼び掛けた。今月25日に大手スーパー「西友」の出店をひかえる同商店会は、今後区内外から新たな客層が集まるとみている。学生には客離れを防ぎ、新しい客層を取り込む斬新なアイディアを期待しているという。説明会に参加した同商店会の伊藤暁志さんは「今年は商店会にとっても変化の時期。学生の皆さんの力で、より様々な人に愛される商店街にしていきたい」と話した。
説明会に参加した同大学商学部3年生の藤原仁さんは「昨年も参加した。昨年やり残したこともあるので、最後まで見届けたい」と意気込みを新たにした。5月中旬には商店会と参加者のミーティングが行われ、イベントや集客方法についての話し合いが行われる。
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3月29日
3月22日