敬老の日インタビュー 「108歳、いつも笑顔で」 福原延子さん
麻生区栗木台にある特別養護老人ホーム「緑陽苑」に入所している福原延子さんは今夏、満108歳を迎えた。
生まれは明治37年、福岡県。日露戦争が勃発した年に、4人姉妹の次女としてこの世に生をうけた。結婚後は神田(東京都)でお茶の販売店を営んだ。人が好きでお客さんとの会話は何よりの楽しみ。100歳を超えても店に立ち続けた。「お客さんからエネルギーをもらっていたのかもしれない」と付き添いで訪れていた姪の末光芙美子さんは話す。
芙美子さんによると、延子さんの健康の秘訣は「我慢をしないこと」だという。食事も好きな時に好きなものを食べる。赤坂にある天ぷら屋と神田にある馴染みの肉屋がお気に入りで、100歳になってもステーキを食べていたという。今でも食事は残さず食べる。
多くの孫やひ孫、やしゃごに囲まれる延子さん。先日も芙美子さんの姪夫婦が子どもを連れて施設を訪ねてくれた。延子さんは3歳の男の子を見て、周囲も驚くほどの笑顔を見せてくれたという。芙美子さんは言う。「普段、自分から話すことも少なくなっていた叔母が嬉しそうに会話をしていました。何だかこちらまで嬉しくなるようでした。いつまでも元気で笑顔を見せてほしいですね」
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