朝市でママ支援と地域活性 近隣の生産者、企業が企画
県内の生産者や区内の企業、団体などが出店する「青空マーケットinあさお」が先月27日、麻生区王禅寺西で開催された。企画したのは、生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ(セカンドリーグ神奈川/横浜市港北区新横浜)。
同生協は、宅配事業などで培った地元生産者とのネットワークを活かし、地域活性や子育て中の母親支援のかたちを模索してきた。神奈川県内の食材や手作り品を販売する朝市を開催することで親子が集う機会を設け、地域の絆づくりに役立ててもらおうとこの企画を実施したという。
これに賛同した地元企業「カジノヤ」「ジョイファーム小田原」「神奈川中央養鶏農協」「共生食品」とNPO法人「小田原食とみどり」が納豆や梅干、温泉卵、豆腐の味噌汁、ごはんを提供し、「神奈川育ちの朝ごはん」として来場者に振る舞った。
子育て支援などを行う団体も集まり、「かわさき遊び場ネット」「mamaママmarche」「があでん・ららら」など地元の団体が遊び場の提供や手づくり品、ハーブクッキーなどを販売し、親子連れで賑わった。
家族で訪れたという親子連れは「こうしたイベントは珍しいと思い会場に足を運んだ。美味しい朝ごはんをいただきながら、食について考えたり、同年代のお子さんを持つお母さんたちと知り合えて有意義だった」と話した。また、ある母親は「子どもが試食の朝ごはんをぺろりと食べて驚いた。よほど美味しかったのだろう」と話していた。
セカンドリーグ神奈川の庄司敬さんは「紙芝居や絵本の読み聞かせ、パステルアート、フリーマーケット、木のおもちゃ遊びなどの応援もあり、地域の方に楽しんで交流していただけたと思う」と話している。
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