麻生区版 掲載号:2012年11月9日号
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若者の就活「諦めないで」 NPOの施設が支援

パンフレットを手に、若者の就職事情を語る蟇田所長
パンフレットを手に、若者の就職事情を語る蟇田所長

 今年、大学を卒業した若者の就職率が前年に比べ改善したとされる中、高津区溝口の「かわさき若者サポートステーション」には連日多数の人が就職や進学に向けた相談に訪れている。若者を取り巻く就職活動は厳しいが、「諦めないで」と呼びかける。

 「かわさき若者サポートステーション」は、NPO法人「育て上げ」ネットが2010年7月に開所した。以来、15歳から39歳までを対象に就職、進学のためのアドバイスを続けている。

 登録者数は今年9月30日現在で計777人(就職だけでなく進学希望者なども含まれる)。登録者のうち、今年9月末までに進路が決定したのは半数近い391人という。

 しかし、正規雇用での就職は依然厳しい現状が続いている。開所から今年7月までの3年間で、進路決定者計358人のうち正社員として就職した人数は15%にとどまる。一方、派遣社員や契約社員など非正規雇用での就業が決まった人は61%にも上るという。

 同施設ではキャリアコンサルタントなどの専門家による就職相談のほか、無料のパソコン講座や心理相談なども実施。11月10日(土)には、引きこもりなどの子を持つ親向けに「子の就職を考えるセミナー」を麻生市民館で開催する。

 蟇田(ひきた)薫所長は「全国の大卒者の内定率は改善したと報道されているが、100社、200社を受けても、書類審査で1社も通らない人もいる」と就職戦線の厳しさを指摘する。何度も不採用通知を突き付けられる若者に寄り添い続け、根気よくアドバイスを継続することで、中には徐々に内定を取ることができるようになる若者もいるという。

 文部科学省と厚生労働省が進めている全国の内定・就職状況調査によると、今年3月の大学卒業生の就職率は93・6%。前年(91%)よりわずかに改善した。

 文部科学省が今年8月に発表した学校基本調査では、今春、大学を卒業したのは約56万人。このうち、進学も就職もしていない人は約8万6000人に上った。また、進学準備や就職活動を行っていない人数は約3万3000人とみられている。

 「諦めないことが大切」と蟇田所長は強調する。「一人で悩んでいる子には、ぜひ相談に来てほしい」と呼びかける。問合せは同施設(【電話】044・850・2517/高津区溝口1の6の10てくのかわさき3F)へ。
 

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