農業、映像分野で連携強化 近隣の6大学が区と協定
麻生区と田園調布学園大学、和光大学、玉川大学、昭和音楽大学、日本映画大学、明治大学が先月29日、地域活性や課題解決を連携して行う協定を締結した。 これまで区が4大学と結んでいた協定に、2011年区内に開学した日本映画大学と、今年4月に黒川農場を開場した明治大学が加わった。
公学協働の取り組みとして区は、06年に田園調布学園大学、和光大学、昭和音楽大学、玉川大学と4大学協定を締結。これまでそれぞれの大学が専門とする音楽や福祉、緑地保全などの分野でイベント開催、地域活性のために協力してきた。今回あらたに2大学が加わることにより、農業の分野や映像の分野での連携を強化していきたい考え。
今後は「映像のまちづくり」の推進として映画撮影体験や映像・映画を活用した地域活性、「農を活かしたまちづくり」として農業体験や農業講座を区民に向け発信していくことなどを検討しているという。
来年2月までに推進会議の立ち上げ検討
区と6大学は公学協働の取り組みに向け、来年2月頃までに「麻生区・6大学公学協働ネットワーク推進会議」を創設する準備を進めている。立ち上げ後は、年2回程度会議を開き、情報交換や連携強化をはかっていきたいとしている。
区担当課では「それぞれの大学の得意分野をいかしていただき、行政と大学が連携した地域貢献のあり方を模索していければ。今後は災害発生時の情報共有や施設開放などの連携も視野に入れ、意見を交わしていく方針」と話している。
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