釜炊きご飯に舌鼓 児童が収穫祭
王禅寺中央小学校の5年生が14日、自分たちで育てた米を釜戸で炊いて味わう収穫祭を行った。
児童らは学校の敷地内にある田んぼで、1年間を通じ稲作を体験してきた。近隣に住む水野英雄さんの協力により、今年は約20kgの米を収穫した。
水野さんはこの日、自ら4台の釜戸を持参し、慣れた手つきで火をくべていった。子どもたちは初めて見る釜戸に興味津々の様子で「これで本当に米が炊けるんですか?」「火加減はどのように行うのですか?」などと質問していた。
水野さんが釜戸のひとつを指差して「このお釜の中にはおこげができています。香ばしい匂いでわかるんです」と話すと、児童らは「蓋をあけずに分かるなんてすごい」と驚いた様子だった。 この日、児童らは釜戸で炊いたご飯と、味噌汁を昼食として堪能した。水野さんは「いつもの給食ほどおかずがなくても、釜で炊いたご飯の美味しさが分かる子は何度もおかわりと言ってくる。お米や食の大切さを学んでくれれば嬉しい」と話した。
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