麻生区版 掲載号:2013年3月8日号
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市教育委員会 体罰ホットライン開設 2週間で100件

 大阪市で起きた体罰問題を受け、川崎市教育委員会は先月18日、体罰に関する情報を受け付ける「電話相談ホットライン」を設置した。対象は市立学校に通う全児童生徒とその保護者。開設から2週間でおよそ100件(市外を含む)の相談や意見が寄せられたという。市は実態を把握し、今後の指導改善にも生かしていくとしている。

 ホットラインは教育現場の体罰の実態を把握するために市が開設。アンケートなどで実態調査を行う自治体も多いが、「数字だけでなく、当事者とやり取りを行うことでしっかりとした実態調査ができる」と考え、開設に踏み切った。学校への指導・助言、児童生徒へのケアまでを、一貫した体制で行うことも狙いの1つだという。

 体罰の訴えや教職員との関係の悩みに限定した電話相談窓口を設置したのは県内の自治体では川崎市のみ。

 市教育委員会では、体罰に関する悩みや訴えを聞くホットラインの周知を図るためリーフレットを作成。先月18日に市立学校に通う全児童生徒に向けて配布した。保護者に対しても書面で開設を通達。現在までにホットラインに寄せられた相談件数は意見なども含めると2週間でおよそ100件あった。

 同時に教職員に対しても子どもの気持ちを考え、思いが通じ合えるような教育活動を行うよう全市立学校に通達した。今月には、各学校で体罰防止に関する校内研修を行うという。

 市教育委員会では、「一時的な実態把握に留めず、実態に応じて児童生徒らが体罰や教職員との関係について相談できる体制整備を進めていく」としている。 市は教職員の体罰を禁じ、懲戒処分の対象としている。ここ5年間で教員に対して体罰又は不適切な行為で処分が下ったのは5件あった。校長会のほか、部活指導者連絡協議会などでも過去の事例を交えながら体罰の禁止を徹底しているという。

個別面談も

 ホットラインは、専門相談委員と各区役所職員の教育担当を合わせた30人(16回線)で対応。相談内容などを聞き、ケースに応じてソーシャルワーカーが個別で面談などを行う。

 受付時間は、平日午前9時から午後7時まで。土曜日は午前9時から午後4時まで。日、祝日は除く。3月30日以降は相談状況を踏まえて、相談体制や受付時間等を見直していく。

「電話相談ホットライン」(専用ダイヤル)【電話】044・200・3288
 

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