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麻生区版 公開:2013年3月8日 エリアトップへ

和光大学「かわ道楽」 鶴見川流域を守り 10年 9日 シンポジウム

文化

公開:2013年3月8日

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シンポに向け、話し合いをする学生たち
シンポに向け、話し合いをする学生たち

 麻生区岡上地区を中心に環境保全活動などを行う和光大学のサークル「かわ道楽」が先ごろ、創立10周年を迎えた。これを記念し9日には、同大でシンポジウムを開催し、10年間の活動や足跡を振り返る。

 現在約45人のメンバーを数える同サークルは2002年に結成。同大の堂前雅史教授によるフィールドワーク授業で、鶴見川源流の保全活動に参加し、NPO法人鶴見川流域ネットワーキング(通称=TRネット)の岸由二代表理事から「岡上にもすばらしい自然があるじゃないか。岡上の自然を守りなさい」と言われたことが結成のきっかけとなった。

 その後、キャンパス内外の雑木林の下草刈り、岡上・小川の整備、沼地の復元、絶滅危惧種・希少動植物の保護や繁殖といった活動を展開。活動の1つとして、同大付近で発見された絶滅危惧種のホトケドジョウの保護・調査を行っている。キャンパス内に設置された池で生まれた稚魚は一時的に保護し、ある程度大きくなったところで同大近くの水田沼に放流している。

 創立当初から同サークルを見守ってきた堂前教授は「学生たちが放っておいても、全て進めてくれている。10年でここまで来たかという感じがする。地域と(鶴見川)流域が自発的な行動や文化を作り上げた。TRネットや岡上町内会、周辺の学校の皆様に育てていただいた」と語る。

 同サークルの代表 大沢史(し)穏(おん)さん(2年)は「自分の手で地元の保育園に企画を持ち込み、園児たちとの川遊びやどんぐり拾いを実現させたことが最も印象に残っています」と振り返る。

学生主体のシンポ

 「足元の環境保全〜何が楽しくて学生はここまでやるのか〜」と題し、9日に開催されるシンポジウムは、企画、出演者交渉、ポスターづくりのすべてを学生たちが行った。当日の総合司会も学生が務める。内容としては学生による基調講演(活動紹介)、TRネットの岸代表理事や同大・最首悟名誉教授による講演、座談会などが予定されている。「OB・OGの方々も楽しみにしているので、期待に応えたい」と大沢代表。

 時間は午後2時から6時まで。会場は同大E棟101教室。入場無料。予約不要。問合せは同大・堂前研究室(【メール】kawadouraku@hotmail.com)まで。
 

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