柿生郷土史料館タイアップ企画 柿生文化を読む 第34回 6世紀の甲(よろい)をつけた人骨発見
昨年11月下旬に群馬県の上越線渋川駅より直線距離で約3・6キロ程にある利根川支流の吾妻川のすぐ西に位置する金井中ノ町で、古墳時代後期の甲(ヨロイ)を身につけた人骨と幼児の頭骨が発見されました。
これは、群馬県が埋蔵文化財調査中に古墳時代後期の6世紀初頭に噴火した榛名山から噴出した火砕流(高温の火山灰・軽石・岩塊などが一団となって高速で一気に斜面を流れ下る現象)により埋没したものと思われ、甲(ヨロイ)装着の人骨は成人男性と判断され、大変よい状態で発見されました。
もう一方の頭骨は生後数カ月の乳児のものと判断されています。
古墳時代において人骨が甲(ヨロイ)を装着したままで出土したのは全国で初めてで今後他の人骨の発見も期待されています。
いったい、火山噴火時に甲(ヨロイ)を装着した人物が何をしていたのか注目されるところです。なお、この近くの吾妻郡嬬恋村鎌原の観音堂階段下から発掘された2体の人骨も、江戸時代に浅間山の火砕流によって埋まったものでした。
「御岳講フォーラム」シンポジウムを開催
JAセレサ川崎柿生支店で6月22日、「オオカミの護符は語る!現代人へのメッセージとは」と題し、シンポジウムを行います。パネラーは小倉美恵子さん(ささらプロ/オオカミの護符・著者)、由井英さん(ささらプロ/映画「うつし世の静寂に」監督)、服部博美さん(御岳神社御師)、服部一喜さん(御岳神社御師)。午後1時から開始。
問い合わせは柿生郷土史料館(【電話】044・988・0004/上麻生6の40の1)へ。
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3月29日
3月22日