福島の子ども支援 「市内に移動教室を」 市民団体があす講演会
福島第一原発事故の放射線の影響で屋外活動が制限されている福島の子どもを支援しようと、川崎市内の市民団体があす15日、講演会「移動教室を考える」を中原区内で開く。
主催するのは「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会(高橋真知子代表)。事故以降、福島の子どもを市内に招き、サマースクールや保養を通じて屋外活動ができる場を提供している。
今回の講演は、子どもたちが福島県外で活動する「移動教室」について川崎市で積極的に受け入れる環境を整えようと企画したという。講師は伊達市立富野小学校の前校長、宍戸仙助さん。移動教室に取り組んできた経験をもとに福島の子どもを取り巻く現状を話す。
原発事故の影響を巡っては、「子ども被災者支援法」で国の対策や責任などを盛り込んでいるが、同会は「実質的にあまり動いていないのが現状」と指摘。同会では2014年度中に市内での移動教室実施に向けて川崎市や国に働きかけたいとしている。同会の担当者は「福島の現状を多くの市民に知ってほしい。民間だけでは難しい面もあり、継続的な支援ができるように自治体としての取り組みが必要」と話している。
会場はエポックなかはら(中原区上小田中6の22の5)の大会議室7階。午後2時から4時30分まで。定員は当日先着150人。問い合わせは同会(【携帯電話】090・6926・9218)。
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