麻生消防署管内の火災による死者が1日、2000日間0人(放火自殺者を除く)となった。2007年の12月10日から5年半以上、火災による死者は発生していない。川崎市内の過去最長記録は1997年5月から2007年12月の3855日で、これも同署が達成している。
同署の内山高男副署長は「要因の1つとして、地域の防火意識の高さがある。各町内会で実施している自主防災訓練など、いざという時の備えを常に行っている」と分析する。
同署ではこれまで、火災の早期発見の重要性に着目し、住宅用火災警報器の普及活動を展開するほか、放火撲滅を訴える立て看板を各町会に設置。地域ぐるみで警戒を呼びかけてきた。
同署の高嶋敏署長は「昨年も過去2番目に少ない20件という火災件数。地域の絆が強く、日頃の近隣とのつながりにより、共助精神が強い地域ではないかと思っている。火災による犠牲を出さない地域づくりを推進し、高齢者のお宅を防火訪問するなど防火思想の普及啓発活動を積極的に実施していきたい。記録を更新していきたい」と語った。
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