はるひ野黒川地域交流センターが先月、開館5周年を迎えた。同館は公立学校内に拠点をおく川崎市内で唯一の地域交流センターとして、シニアと子どもたちとの交流をはかってきた。
はるひ野小中学校内に設けられている同センターは、川崎市教育委員会からの委託を受け、地域のボランティアスタッフだけで運営されている。シニアだけではなく、市民が誰でも幅広く交流し合える場として、年間1万人強の利用者が、健康体操、フラダンス、リトミックなどに参加している。登録団体数は100を超え、地域団体の活動や生涯学習の支援を行っている。
行事などで学校と連携
同センターは学校の一画を活動拠点とすることで、学校の行事や授業に参加する機会が増えた。シニアを中心とした同センターのスタッフや利用者が小学生にけん玉やお手玉などの昔遊びを教えたり、運動会の踊りの指導を行ったり、学芸会にはフラダンスや舞踊の登録団体がステージ上がったりするなど、異世代交流を積極的に行ってきた。けん玉を教える同センタースタッフの飯島学さんは「街中で教え子にばったり会うと『けん玉の先生だ』と声を掛けられるので、こちらも嬉しくなる。今後もより一層、子どもたちとの交流を深めていきたい」と話す。
記念イベント開催
6月29日には、同センターで開館5周年イベントが行われる。午前9時半開演。当日は片平の夏蒐太鼓やはるひ野中学校吹奏楽部、黒川囃子連など7団体が5周年に華を添える。参加費無料。
問合せは同センター(【電話】044・989・9475)まで。
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