食育や地産地消を推進しようと、麻生区内の農家が生産した野菜を使い、区役所4階の「レストランあさお」で地場産メニューを提供する取り組み、「あさおスペシャルランチ」―。
19日、東百合丘で野菜を生産する農家、関敦司さん・育子さん夫婦が同レストランを訪れた。毎月19日に定められている「食育の日」に、6月のスペシャルランチメニュー「ナスと豚肉のみそ炒め」を実食。自ら育てたナスの料理を味わいながら、同レストランオーナーシェフの対比地治夫さんと野菜や畑などについて熱く語り合った=写真。
この取り組みでは、同レストランで出た生ごみを東京農業大が肥料化し、その生ごみ肥料「みどりくん」を使って、区内の協力農家が農作物を作り、同レストランで使用する食材としている。
関さんの畑では約1年前から「みどりくん」を使用し、ナスやゴーヤ、キュウリ、トマト、ノラボーナなどを生産。関敦司さんは「肥料の効果が実際に見え始めてくるのには、何年もかかるのでまだ実感はないが、土壌がよくなってきている気がする」と話す。
あさおスペシャルランチの提供を約4年前に始めた対比地さんは、「いつもいい野菜をつくっていただいてありがたい。一人でも多くの人にこのような取り組みが行われていることを知ってもらいたい」と話している。
あさおスペシャルランチに関する問合せは区企画課(【電話】044・965・5117)まで。
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